ビビアンウエストウッドのデザインの変遷

ビビアンウエストウッドとは、イギリスのロンドンにある人気のファッションブランドです。ビビアンウエストウッドの始まりは1971年に遡ります。ロンドンのキングスロードに「レット・イット・ロック」という名前の店を構えことから、ビビアンウエストウッドがスタートしました。ビビアンウエストウッドのデザインは、「レット・イット・ロック」という店の名前が示すように、70年代のロックカルチャーの一翼をなすものです。1971年には店名が「トゥーファストトゥーリブ・トゥーヤングトゥーダイ(生きるには早すぎ、死ぬには若すぎる)」という名前に変わり、より過激なデザインを提案すると同時に、メッセージ性の高いコンセプトを掲げました。ビビアンウエストウッドは、その時代のサブカルチャーを取り入れたアバンギャルドなブランドとして有名になりました。その一方で、1970年代後半からはロンドンコレクションに作品を発表するようになり、更にパリコレにも参加していきました。

ビビアンウエストウッドのデザインのポリシー

ビビアンウエストウッドは、1980年代後半から徐々にロックやパンクなどのストリートファッションから距離を置くデザインに変貌していき、現在に至っていますが、ポリシーの基本は変わっておらず、メッセージ性の強いブランドと言えます。ビビアンウエストウッドのインスピレーションの源がコンテンポラリーなものから、17世紀のイギリスに向けられ始めただけであって、ビビアンウエストウッドにとってはブリティッシュファッションのアイデンティティを確認するための作業にすぎなかったと言えます。それは海外のファッションマーケットに進出するための準備段階であり、それ以降のビビアンウエストウッドはイギリスだけではなく、グローバルに展開していきます。

ビビアンウエストウッドの4つのレーベル

ビビアンウエストウッドのレーベルは、マン、アングロマニア、レッドレーベル、ゴールドレーベルの4つのカテゴリーに分けられます。ビビアンウエストウッドは、レディースコレクションを発表していた時代から、数は少ないもののメンズのファッションアイテムも発表していました。マンはその名の通りメンズのレーベルで、元来ユニセックスなデザインであるビビアンウエストウッドにおいて、マンは特別な存在というわけではありません。アングロマニアはフレグランスのレーベルです。レッドレーベルはビビアンウエストウッドのプレタポルテともいうべきカジュアルなレーベルとして位置付けられます。ゴールドレーベルはオートクチュールを思わせる最新のビビアンウエストウッドを堪能できるレーベルで、フラッグシップ的な存在です。

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